『自主・自律』の精神

 『自主・自律』が校風、昔懐かしい響きと共に都立高校のよき時代を代表するものだと思いませんか、しかし本校ではこの校風を守り育み、創立100周年を迎えます。
 この自主・自律の精神の育成は本校の教育目標にも示されており、この精神を身に付けた多くの卒業生が現代社会を強く生き抜いていること、即ち本校で学んだ力は高等学校だけでなく、社会に出てからも必要な「生きる力」なのです
これからの社会は先行きが不透明と言われています。しかし令和の元号と共に、さらに創立100周年と共に、本校は新しい時代を築いていかねばなりません。これからの社会では待の姿勢や誰かを頼りにしてという時代ではありません。各自が考え的確な判断を行い、自主的・主体的に行動し、結果に責任をもつことが求められます。高校時代はそのトレーニングの時期ではないでしょうか、授業はもとより、学校行事や委員会活動、仲間と支えあう部活動さらに高校生の時期にしか体験できない数々の事柄を通して、自主・自律の精神を養うべく様々なことに挑戦してもらいたいと思います。
 新しい時代を築くのは誰かではありません、自分の力で切り開くのです。時には仲間の力を借りることがあるかもしれません。本校でかけがえのない仲間を作り、自分の未来に向けて行動あるのみです。そのための自由は保障していきたいと思います。全教職員が団結してみなさんを支援していきます。「目黒」で未来を創ろう。 

各指定校事業の成果を生かす

 本校では、昨年まで「支援センター特別指定校」として、予備校など外部専門機関と連携した大学受験チームを編成し、生徒の3年間にわたる学力向上と希望大学の合格を支援した結果。国公立大学の志望者が増加し成果も見えました。さらに「理数研究校」の指定において、理数に関する特色ある教育活動を推進し、理数好きの裾野拡大を図るため大学の講演会参加や連携大学の研究者を招聘し、最先端の科学の講演会を実施しました。その結果、理系大学進学を希望する生徒が増加しました。
 「英語教育推進校」や「言語能力向上」の各事業でも成果を上げています。これからの社会で通用する人間育成のために、まずは母国語をきちんと使いこなし、ツールとして英語を駆使できるように、指定校の間に培った内容を今後の教育活動に生かしてまいります。実用英語検定では2年生の30%が2級以上の実力となり、グローバル化する社会に対応しています。

『高校大学連携』

 26年度から青山学院大学をはじめ、明治学院大学、東京都市大学、昭和女子大学、成城大学、筑波大学などの大学と高大の連携教育事業に関する包括的な協定を結んでいます。連携事業では、大学での講義を受ける、本校で模擬授業を受講するなど、キャリア教育の視点を踏まえた、豊かな教育活動を実践しています。

『e−ラーニングの導入』

 今年度から新たなeラーニングを導入しました。ICT機器を活用して自分の都合のよい時間に必要な授業を受講することができるシステムです。全校生徒にIDとパスワードを発行していますので、家庭学習など自学自習に活用してください。また、学校でも講習等での活用を行い主体的な学びと学習習慣の育成、さらには学力の向上を目指して活用してまいります。映像による授業形式の受講や単元別の受講、CBTで定着の状況も確認できます。自学自習を強力にサポートし、「分からない」を持ち越さないためにも、躓きの解決にも活用してください。

『自習室の整備』

図書館に80名分の自習スペースがありますが、今年度からe−ラーニングもできる自習室(タブレットパソコン40台設置)を開設し、放課後6時まで開放することで、自学自習の環境を整えます。

『進学実績の向上』

 昨年度は、90%を越える生徒が大学入試センター試験に挑戦しました。進路指導部を中心とした計画的な進路指導(長期休業中の講習、土曜日講習など)と担任による丁寧な進路個別相談によって、国公立大学志願者の増加や難関大学への進路実績も上昇しています。また、全生徒が本校オリジナルの「目高手帳」(スケジュール管理手帳)を活用し、自らの第一志望の進路を実現できるよう最後まで諦めない指導と合わせて、スケジュールの自己管理を指導しています。

『本校オリジナルの手帳』

 目黒高校では、本校オリジナル「目高手帳」を全校生徒に配布し、活用しています。今年度からは生徒手帳の機能も合わせ一冊としてより携帯性を向上させています。
 新しい大学入試に向けた準備として、目高手帳には各学習や学校行事など様々な体験活動をまとめて記載するページを準備し、Japan -ポートフォリオ作成時の助けとなるような手帳となっています。各自のスケジュール管理や行動の記録をつけることで、時間の有効活用や隙間時間の発見など、効率的な生活を送るヒントが隠されていると思います。効率良く効果的な学習実践でも高い志を実現しましょう。

『教職大学院連携協力校』・『教育事業校』

 その他、教職大学院連携協力校に指定されており、早稲田大学教職大学院の学生や東京学芸大学教職大学院の学生を本校生徒の学習支援員として受け入れています。
 また、都立学校の教育支援事業の対象校に指定され、外部のコーディネータと協力しながら、部活動の指導の支援を継続してまいります。

『目黒で未来を創ろう』

 本校に入学した生徒が、日々の教育活動を通して自己の可能性を最大限に伸ばし、卒業後の社会の中で、生き生きと活躍できるよう、今後も丁寧な指導を充実させていきたいと考えています。これから高校進学する皆さん、あなたの未来を目黒高校で創造しませんか。

東京都立目黒高等学校長

 清 水 智 之